風の画家40年の軌跡 中島潔展

古いブログを消す前に、自分に重要なものをいくつか選択して載せる事にしました。

(2011年3月28日)
中島潔さんの展覧会に行って参りました。
皆様の中にもご存知の方がいらっしゃると思います。 
中島さんは昨年4月、京都清水寺成就院に襖絵を奉納されました。
自ら志願され、5年間の歳月をかけ制作された46面の大作です。
その後の一般公開へ観に行く事が出来ず、この機会を見逃してしまえば一生後悔するという思いで向かいました。
既に様々な媒体で目にしていたのですが、生の作品の躍動のある空気感と力強には圧倒され感動しました。 

私が中島潔さんの絵を初めて観たのは、小学校一年生の時。
商店街の本屋にポスターが貼られていたのを、何時も何時も観ていました。
後れ毛と低い鼻が私にそっくりで、私は自分に重ね合わせていたのです。

中島さんの作品の中の人々は繊細で儚げ、同時に意志や物語を感じさせ、力強く生きる姿が観えました。
特に、詩人金子みすゞさんの作品に影響を受け制作されたという作品達は、素晴らしいの一言です。
現在の状況に誰もが不安に感じている中、自分を含め会場にいらした方々は絵の中に自分を映し、"生"を見つめていたのではないかと思います。
作品と人々から生まれる空気は、私にそう思わせてくれました。 

中島さんの作品をこの目に出来た事に感激しています。
いつか、一生のうちにもう一度再会したいです。

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